長年愛された田舎食堂の移転! 地域の未来を守るプロジェクト
長年愛された田舎食堂移転プロジェクト
おばあちゃん達の青春と秘境の未来を守り
みなさんに郷土料理を伝えたい
『舟伏の里へおんせぇよぉ〜』とは、岐阜県山県市の北部「神崎地区」にある飲食店です。
過疎と高齢化が進むこの地域は、公共交通機関がまばらで、
秘境の地としてテレビにとりあげられるほどです。
舞台となるのは、廃校となった旧北山小学校。
この地域に住むおばあちゃんたちが中心となって、
地域で昔から引き継がれてきた田舎料理を提供しています。
お店の名前「おんせぇよぉ~」は、「いらっしゃい」という方言です。
「こんな山奥まで来てくれたからには、お腹いっぱい食べていってほしい」という、
おばあちゃんたちの優しさに溢れたお店です。
次の10年に向けて頑張ろう!そう思っていた2023年11月、
突如、存続の危機が訪れました。。。
お店の舞台となっている旧北山小学校は、昭和55年に建てられ、
平成9年に閉校した小学校です。
建物の古さもレトロな味わいとして愛されていたのですが、
老朽化が進んで、水漏れが発生したのです。
かねてより懸念されていた耐震強度の問題もあり、
市役所との話し合いの中で、小学校の利用ができなくなりました。
小学校の利用ができなくなることは、
お店の営業ができなくなることを意味しています。
おばあちゃんたちにとっては、生きがいとも言える「おんせぇよぉ~」。
営業が続けられないことを知り、ショックをうけるおばあちゃんたち。
「おんせぇよぉ~がなくなったらボケてしまうわ」と、
笑い話にするものの、みんなの目はどこか寂しげでした。
舟伏の里へおんせぇよぉ~運営委員会としても、
このような終わり方は本意ではありません。
もともと、地域の味を伝え、
おばあちゃん達が力を発揮できる場所を作りたいという思いで始まったおんせぇよぉ〜。
まだまだやりたいという思いがあるのに、おばあちゃんの味をここで絶やしたくない…。
おんせぇよぉ〜をまだまだ続けたい!!
ここから、私たちの挑戦が始まりました!
小学校が利用できないならば、移転するしかありません。
おばあちゃん達スタッフが通える範囲で、
お客さんが来られるような施設はあるだろうか…。
私たちが移転先として目をつけたのは、
「おんせぇよぉ〜」から徒歩3分の場所にある古民家「神崎よってちょ」でした。
この施設は、空き家となっていた古民家を改修し、
2021年からコワーキング&レンタルスペースとして活用されています。
外から訪れるお客さんだけでなく、地域の方向けにボランティア足揉みをしたり、
新年会やクリスマス会をしたりと、地元でも馴染みのある場所になっています
この場所にレストランを作ったら、もっと多くの人が集まる場所になるのでは…?
そう考えて「神崎よってちょ」代表の河合さんに相談したところ、
快諾をいただきました!
「神崎よってちょ」は、この地域の民家でよくあるように、
庭から階段づたいに川に降りられるようになっています。
ここが新しい「おんせぇよぉ〜」になったら、
食後に川で遊んだり、古民家の雰囲気を味わったり…きっと楽しいレストランになるに違いありません!
あきらめかけていたおばあちゃん達の目に、輝きが戻りました。
地域の味を伝えていきたい!後継者も育てていきたい!
その思いが伝わったのでしょう、
「おんせぇよぉ~」の継続に向けて山県市の協力も得られることになり、
今年度だけ臨時で公民館で営業をさせていただくことになりました。
おんせぇよぉ〜は、まだまだ続けて頑張りたい!
プロジェクトの内容
現在の「神崎よってちょ」に移転して営業を開始します。
まずは飲食店の営業が行えるように最低限の改修から始めます!
【使い道】
- キッチン改修費
- 機器引っ越し代
- 営業許可申請費
- 傷んでしまった暖簾の作り替え、案内看板などの備品購入
【スケジュール】
- 2024年
- 10月下旬 改修工事
- 12月 機器のお引越し
- 2025年
- 2月 営業許可申請
- 4月 営業開始!
現在クラファン挑戦中
9月13日(金)9時~10月14日23時終了
https://readyfor.jp/projects/onseiyo